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ライミ監督『死霊のはらわた2』解説あらすじ

1980年代解説
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始めに

ライミ監督『死霊のはらわた2』解説あらすじを書いていきます。『死霊のはらわた』シリーズ(1.2.3)の2作目です。

演出、背景知識

スプラッター映画

 本作はスプラッター映画の文脈にあります。

「スプラッター映画」という用語は、ジョージ=A=ロメロが彼の映画『ゾンビ』を説明するために作ったもので、以後定着していきました。

 特徴としてはスプラッター映画は直接的で残虐な描写や暴力描写に重点を置いていることが多いです。また、ロメロの作品からそうなのですが、ブラックユーモアを孕んだ作品が多く見られ、本作も同様です。

パニックホラー、悪魔ホラー

 本作はプロットや展開もロメロ作品からの影響が顕著です。

 怪異に襲われて籠城した主人公たちが、次々とその餌食になり、敵に回っていきます。

 本作では死者の書という魔導書があり、それにある呪文の録音オープンリールがあって、それが再生されたことで封印されていた悪霊たちが蘇り主人公たちを襲い、取り憑いて支配しようとします。

前作との繋がり  

 シリーズ(1.2.3)の2とされていますが、1とは連続的なストーリーというのではなく、パラレルワールドで、1作目のリブートです。

 こういうコンセプトの作品は、たいてい原題は別のタイトルになっていて配給が勝手に「続」とか「2」とかつけていることが多いですが、本作は原題も‘’Evil Dead II‘’です。

 シリーズ(1.2.3)の1と繋がりはないとは言うものの、1のラストを強く踏まえる内容ではあります。1のラストで主人公のアッシュは悪魔憑きたちを倒したあとで、悪霊のようなものに襲われ、そこで物語が終わります。

 本作では序盤に、恋人リンダが悪魔に取り憑かれ、襲ってきたリンダの首を切断して山荘の外に埋葬するアッシュですが、その時背後から何かがアッシュに迫り襲い掛かり…という展開が展開されます。

物語世界

あらすじ

 ガールフレンドのリンダとドライブ中に見つけた山荘に入り込んだアッシュは、そこで死者の書とテープレコーダーを発見します。アッシュが興味本位でテープレコーダーを再生した為、録音されていた森の悪霊を復活させる呪文が流れ、リンダが取り憑かれます。襲ってきたリンダの首を切断し、山荘の外に埋葬するアッシュですが、その時背後から何かがアッシュに迫り襲い掛かります。

 吹き飛ばされたアッシュは悪魔に取り憑かれます。しかし夜明けが来てアッシュはもとに戻ります。何とか明るいうちに脱出しようとするものの、途中の橋が落ちていた為森を出る事は出来ず、日没となり山荘に戻ります。

 そこに首を切断された悪魔憑きのリンダが再びアッシュに襲い掛かります。アッシュは納屋にあったチェーンソーでリンダを返り討ちにするものの、リンダに噛み付かれた右手が悪魔に取り憑かれます。アッシュは取り憑かれた自分の右手との格闘の末、その手を切り落としてします。

 そこに山荘の持ち主である考古学者レイモンド=ノウビーの娘、アニー=ノウビーとその仲間たちが連絡の取れない両親に会うため山荘を訪れ、アッシュを発見し、尋常でない様子からアッシュを地下室に閉じ込めてしまいます。アニー達は山荘に残された父親の手紙とカセットテープから母親ヘンリエッタ=ノウビーが悪魔に憑かれて地下室にいることを知り、アッシュを解放するものの、他の仲間たちは次々と森の悪霊に襲われます。アッシュも再び取り憑かれてアニーを襲うものほ、リンダのペンダントに触れた事で正気に戻ります。

 右腕の切断部にチェーンソーを結わえ付けたアッシュは、襲ってきたヘンリエッタと格闘し、その間にアニーは死者の書に書かれた死霊を時空の裂け目に追い返す呪文を読もうとするものの、アッシュの切断した右手がアニーをナイフで刺してしまいます。

 瀕死の状態でアニーが呪文を唱え終わると、大きな黒い穴が出現し、邪悪な森の木々をすべて吸い込んでいきます。アッシュも、その中に一緒に引き込まれてしまうのでした。

 空中に吐き出され地面に落下したアッシュは中世にタイムスリップしており、甲冑を着込んだ兵士に囲まれます。そこに翼を生やした悪魔が飛来するものの、アッシュはライフルでこれを粉砕し、兵士から英雄として迎えられます。

 死者の書に書かれていた1300年に死霊を滅ぼした「空からの男」とは、アッシュでした。

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