始めに
『仮面ライダーオーズ/OOO』感想レビューを書いていきます。
背景知識、演出
コンセプト
本作は人間の「欲望」をメインテーマとし、欲望から生まれる硬貨オーメダルと、メダルを巡る人間と怪人の争奪戦を描きます。
主人公火野のキャラクターは『仮面ライダークウガ』の五代を連想させます。
火野とアンクの奇妙な共生と共闘が見どころで、岩明『寄生獣』をテーマも含めて連想します。
小林靖子脚本
本作はメインライターに小林靖子が参加しています。平成ライダーシリーズを下支えする最強の脚本家ですが、本作も佳作です。
『仮面ライダー龍騎』とも本作は重なりますが、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ(1.2.3.4.5.6.7.8)やマカロニウェスタンからの影響が顕著で、どのキャラクターが味方なのか敵なのかよくわからない中で、物語は展開されていきます。
敵のグリードたちも一枚岩ではなくて互いを完全に味方と認識しているわけでもなく、裏切りの戦略的コミュニケーションが展開されます。
物語世界
あらすじ
裕福な政治家一族に生まれた火野映司はわずかな日銭と明日のパンツだけを持ち世界を放浪する中で、鴻上ファウンデーションが運営する鴻上美術館のアルバイトになります。
バイト初日、2人の先輩に睡眠薬で眠らされます。2人は美術品泥棒であり、彼らの欲望に呼応する形で鴻上美術館に所蔵されていたオーメダルの封印が解かれ、石棺から怪人グリードが800年の眠りから目覚めます。
グリードの一人・アンクは腕だけの状態で復活し、腹いせにほかのグリードの身体を構成するコアメダルの一部と変身ベルト・オーズドライバーを持ち逃げし、ほかのグリードもアンクを追うように街中へと逃亡します。鴻上の戦闘部隊ライドベンダー隊もあっけなく壊滅し、美術館も全壊します。
目を覚ました映司は、室内にあった赤いメダルをアルバイト代と勘違いし、現場から持ち去ります。その後、アンクは映司が自分のメダルを持っているところを見つけます。そこに他のグリードの分身ヤミーが乱入し、駆けつけた刑事泉信吾らに重傷を負わせ、アンクにも危害を加えます。
映司はアンクを含めた人々を救おうとヤミーへ立ち向かうものの、アンクは2枚のメダルとオーズドライバーを映司に託します。 映司は、オーメダルの力を使って戦う戦士仮面ライダーオーズとなり、メダルを巡るグリードたちと戦います。
その後、瀕死状態の信吾の体に取りついたアンクは信吾の実妹・泉比奈に見つかり、その流れで彼女の勤務先である多国籍料理店・クスクシエに住み込みで働くこととなり、アンクも居候します。



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