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伊丹十三監督『タンポポ』解説あらすじ

1980年代解説
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はじめに

伊丹十三監督『タンポポ』解説あらすじを書いていきます。

演出、背景知識

モダニズム映画だが…

 伊丹十三の映画はモダニスト路線で、ゴダールやトリュフォーなどのアート映画のコンセプトを継承しています。反ブルジョア主義や形式主義的な実験のイズムはこうした作品より受け継いでいます。

 それはいいんですが伊丹十三の作品は基本的に下品で汚いです。北野武監督『みんな〜やってるか!』とかみたいな感じで、俗な笑いのセンスと形式主義的な実験がどぎつく癖が強いです。

 本作もそうで、『シェーン』や長谷川伸的な股旅ものとウェスタンのパロディで美食を風刺していますが、演出がエグくて気持ち悪いです。

美食パロディ

 本作は泉昌之みたいな感じで美食、グルメに対するパロディをやっていて、そこにはブニュエルやゴダールに似た反俗的なコンセプトが見えます。

 ただとにかく演出が下品で気味が悪く、もうなんというか気持ち悪いとしか形容できません。

西部劇パロディ

 本作は長谷川伸に影響された『シェーン』に代表される股旅もののウェスタンのパロディになっています。渡り鳥のような主人公が行き先でトラブルバスターをつとめるようなデザインが股旅ものの様式で、本作もそれを踏まえています。

 とはいえ『渡り鳥』シリーズや『パワプロクンポケット9』に比べると、西部劇パロディとしてもカスみたいな内容です。

物語世界

あらすじ

 タンクローリーの運転手、ゴローとガンは、ふらりと来々軒というラーメン屋に入ります。店内には、ピスケンという男とその子分達がいてゴローと乱闘に。ケガをしたゴローは、店の女主人タンポポに介抱されます。彼女は夫亡き後、ターボーというひとり息子を抱えて店を切盛りしています。ゴローとガンに、タンポポは弟子にしてくれと頼みます。そして、マラソンなど体力作り、他の店の視察と特訓が始まります。

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