始めに
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みなさんいつもどんな時もあなたらしく居てくれて、このブログに対峙してくれて、本当にほんとに、ほんとうに、心からのありがとうございます。今日は広末涼子主演『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』のレビューを書いていきます。
演出、ムード、音楽、背景知識
日本版スクリューボールコメディ
本作品の監督はホイチョイ=プロダクションの馬場康夫です。この作品はホイチョイ映画のセルフパロディめいています。バブル期に『私をスキーに連れてって』などの作品で、黄金時代を迎えたホイチョイ映画でしたが、私はホイチョイの映画はかなり好きです。
ホイチョイ映画というのは、どれもユーミンの楽曲など当時の風俗を積極的に取り入れた、多幸感あふれる作品になっています。それはバブル期の邦画にはなかなか無かった、ハリウッドのルビッチ、ホークス流のスクリューボールコメディになっていて、上々の仕上がりです。さすがにホークスほど演出がキレるわけではないですが、例えば007シリーズのガイ=ハミルトン監督のような、ゆるくて温かいコメディ映画に仕上がっているのがホイチョイ映画でした。本作品もそうした魅力を湛えています。喜劇の味付けも三谷幸喜や宮藤官九郎のようにしつこくないのが、私は好きです。
『バック=トゥ=ザ=フューチャー』のパロディ
この作品はゼメキス監督『バック=トゥ=ザ=フューチャー』のパロディのようなタイムトラベルものとなっています。『バック=トゥ=ザ=フューチャー』では50年代の、まだベトナム戦争も経験していない保守政党の共和党の黄金時代でもあったアメリカが、タイムトラベルという形で懐古的に語られます。同様に本作品も、バブルという日本が負け知らずでイケイケだった時代を懐かしみ、それを回復するまでのドラマが描かれています。
物語世界
あらすじ
財務官僚の下川路功(阿部寛)はタイムマシンで過去へいき、バブル崩壊を阻止しようと計画します。彼は、洗濯機型タイムマシンを発明した昔の恋人・田中真理子を1990年3月の東京に送り込みますが、ほどなくして彼女は消息を絶ちます。死亡したと扱われた真理子の葬儀の席で、下川路功は彼女の娘・真弓(広末涼子)と出会います。事実を知った真弓は母を捜すため1990年の東京にタイムトラベルし…。



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